初めて出会ったのは、ビジネスマンや幸せそうなファミリーが行き交う、とある空港。

ふと目にとまった時、思わず2度見してしまったくらい。
その佇まいが凛としてて、目が離せなくなった。

そんな配色なんだ、とそのセンスの良さにも好感が持てる。

もう少し近くに寄ってみたかったけど。
搭乗時刻がせまっていた。

しかもあなたの近くには、もちろん素敵な女性もいたしね。

旅のあと、私に日常が戻ってきた。
あなたのことも、いつしか頭の中から消えていった。

でもね。
ある朝焼けがそれはそれは奇麗だった日。
またあなたを見つけたの。

やっぱりね。
あなたは雑誌に載るような、そんな場所にいたのね。

せっかく忘れていたのに。
またあなたのことが頭から離れない。
何かにつけ思い出しては、淡い想いが募っていく。

とうとうある日、会いに行ってみることにしたの。

私にだって自由はあるわ。
夫と子どもがいても、この想いはもしかしたら。

なのに。
やっと勇気を出して行ったのに。

あなたはもういないと言われたわ。
仕事を終えて、なんと昨日、自国に帰ったと。

そんなことってある?
なぜ私、ぐずぐずしていたの。

がっかりする私に、優しく声がかけられたわ。
「もう一度確認するね。」って。

待ってる間、もしかしたら・・・って気持ちと、
きっとムリなんだからって気持ちが混ざり合って苦しくて。
でもその場に座って待っていたわ。

そしたら。
こんなことってある?

あなたが、あなたが出てきたの。

この色使い。
そうよ、あの日空港で見かけたあなたよ。

おもわず触れてしまったわ。
やっと会えた。

とても滑らかなスウェードような肌が心地よかった。
そしてあなたも優しく私のことを包み込んでくれたわ。
ずっと一緒に時間を過ごしていけそうな、この感覚。

国に帰るのは明日だったのね。
だから奥の部屋でその旅の準備をしていたのね。

こうまでして出会えたあなた。
偶然にも、私と夫の結婚記念日だったの。
新しい一歩を踏み出すには、とてもいい日だと思わない?

ね、オンナたるもの出会いには敏感にね。
そしてその研ぎすまされた直感が揺さぶられたら。
そう、すぐに動くのよ。

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↑最後までお読みいただきありがとうございました。日曜の昼下がり、どきっとしたかしら。

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Eri
シンガポールでLuxenity (ルクセニティ)という小さな会社をつくりました。

パーソナルカラーや骨格スタイル分析でファッションのアドバイスをしたり、心地よい空間づくりのお手伝いをしています。

「知的に品良く美しく。」思いどおりのライフスタイルサポートを、東南アジア・東京・福岡にて提供中。

「女性と子どもの未来を創る。」をモットーに、社会貢献にも力を入れながらいつも心にスペースを広げるべく活動中です。